先日大統領に立候補した現副大統領のレニー・ロブレドさんが
候補者が票を買収をしようとしたら貰った上で良心に従って
意中の人に投票をすればいいという考えを表明した事に対して、
同様に立候補しているロナルド(バト)氏は金銭を受領する事
自体が違法であり不道徳な事だと言明しました。
大統領に立候補したマニー・パッキャオ氏は2週間ほど前に
バタンガスのイベントで1,000ペソと米をパックにして参加者に
配布した事が買収行為に当たるのではないかと議論を呼びましたが、
パッキャオ氏はこれは選挙の時だけでなく必要な時に2002年から
行っている事でタール火山噴火の被災者への援助であり、自分の
費用で配ったもので公金を使って行った訳ではないと反論しています。
ロブレド氏はこのような時にどう対応したらいいのかという事に
自らの考えを表明したのではないかと思いますが、バト氏には
決して買票を容認している訳ではなく、ただ実際に行われている
事を指摘したものであるとしています。
フィリピンの総選挙では敵対するグループが対立し、殺害が起こる
事もあるほど過熱化しますが、選挙は来年の5月なのに今から既に
戦いが始まっている感があります。
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