2021年9月1日水曜日

米軍のアフガニスタン撤退はイスラムの教えと自由主義の相克

 

昨日米軍のアフガニスタンからの撤退が完了したと報道

されました。


私がフィリピンに住み始めた2001年マカティのコンドでテレビを

観ていてワールドトレードセンターからもくもくと煙が上がり

燃えている光景は忘れられないものでした。


それから20年、テロとの戦いの過程で米軍のアフガニスタン進出で

イスラムと自由主義の分断がアフガニスタンで始まったものと思います。


40年以上になりますが私がまだ若い頃約1年程2回に分けて中近東に

仕事で滞在したことがありましたが、日本出発前にある程度イスラムの

事を知る為に関連の記事を読んだことがありました。


その時の記憶で今日本で住んでいる文化とイスラムは融合するのが

困難な事を多く学びました。


例えば、女性は髪や肌を夫以外の人に見せてはいけないとか自分の

娘がもし男と手を繋いで道を歩いているのを見たとしたら、父親は娘を

殺害しても情状酌量で許されてしまうとかいうものでした。


イスラムのベドウィンのテントにお客さんが訪れたとすると、お客さんは

歓迎されもてなされもしますが、再度同じ人が訪れると殺されてしまうとか

信じられない遊牧民の文化が紹介されていました。


再度戻ってきた人は盗みをする為に舞い戻ってきたという見方をする

のだそうです。


砂漠の遊牧民は歴史的に部族間の争いが絶えず、その争いの中で生活

をすること自体が普通である文化なのだと思いました。


グラウンドゼロから20年が経ち、自由主義や女性の解放が進んだ現在の

アフガニスタンの人とイスラム法を順守する人達との相克は簡単には

融合する事が難しいと感じています。



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