オミクロン変異株の中で二つの変異をして中和抗体を
回避する能力が非常に高いBA.2.75.2の出現が警戒され
始めています。
細胞膜(ブルー)の中で増殖するオミクロンウイルス(オレンジ)NIAID提供
BA.2.75は5月に初めてインドで発見されていましたが、BA.5の
世界的な感染拡大により今まで広がりが限定的となっていました。
この変異株が更に二つの部分変異をして、従来の変異株に感染したり
ワクチン接種により得られた抗体を回避して細胞に感染する能力を
飛躍的に高めていて感染の再拡大が警戒されています。
その感染力は:
以前BA.1に感染した人で5.9倍、BA.2に感染した事がある人で6.2倍
以前BA.5に感染した事がある人で2.7倍の再感染率という事です。
中和抗体の回避能力は平均で6.5倍という達人ぶりという
事です。
オリジナルの新型コロナに対するモデルナワクチン効果は
25%に低減したといっても効果は残りましたが、この変異亜種
BA.2.75.2に対して最新のオミクロン対応2価ワクチンでもどの程度
効果が期待できるのかは不明で中和抗体を回避する能力が
非常に高い事を考慮すると悲観的と言わざるを得ないという
事です。
この変異亜種についての毒性の程度はまだよく分かっていません。
今後のモニタリングで分かってくる事と思います。
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