スービックは嘗てアジア最大の軍事基地で15万人のフィリピン人
の雇用を生み出していましたが、米軍が去ったこの30年は基地と
しての役割は小さくなっていました。
近年の中国の海洋進出により南シナ海の領有問題や台湾海峡を
通過する海上輸送の重要な航路や海底に眠る鉱物資源の経済価値は
3兆ドルと言われています。
対中国政策を強力に進める米国ワシントンは南シナ海に面した
スービック基地をフィリピンとの強化された防衛協力協定の観点で
アジアで五つの軍事基地を作る構想の一つになる事はこの休止
していた30年間以前は94年間も米国の軍事基地として役割を果たしてきた
事を考えれば自然の成り行きと考えているかもしれません。
スービックの隣町オロンガポ前市長パウリーノ氏はオロンガポ
市民も概ね米国との防衛協力には賛成している人が多いと
言っています。
中国の二つの会社がスービックの中にある造船所を支配しようと
していたところ米国の企業セルベレスキャピタルマネジメントが
今年買収をし、フィリピンの海軍も一部使用する形となったと
いう事です。
(写真は2019年10月のファイルより共同)
CH53スタリオンヘリコプターを積んだ水陸両用船
中国が10月に打ち上げたロケットの落下したハウリングとみられる
部品をフィリピン海軍が11月20日南沙スプラトリー諸島でパグアサ島に
向けて曳航していたところ中国の海警のゴムボートが進路を2回に亘り
妨害し、曳航ロープを切断して強奪したという事件も発生しています。
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