BDOの支店からPNBの支店までは僅か数百メートルなので
歩いて行っても行けるのですが時間があまりないので道を
歩きながらもジープが来たら乗ろうと時々後ろを振り向きながら
速足で歩きました。
すると遠方にジープが走ってくるのが見えたのでこれに乗って
少しでも早めに店舗に着こうと見ていると一人客を数十メートル
離れた場所で乗せたので手を大きく振って止めようと思いましたが
近くに来ても停まりません。
それが見覚えがあるジープで、リベルタッドからBDOの支店前まで
乗ってきたそのジープでした。
このジープの運転席の横には2才程の男の子と4才くらいの男の子が
二人並んで横になって寝ていて兄弟のように見えました。
年長の子は眠りながらも小さな男の子を抱きかかえるようにして
ひどく眠そうで直ぐに深い眠りについてしまいそうな感じでした。
BDOに来る前にハイウェイを渡る為スピードを出していた時、一人
客が手をあげてジープを止めドライバーは強めにブレーキを踏ん
だので細長い座席に横になって寝ていた小さい子が前方に
押し出され座席から落ちそうになりました。
危ない!!
運転席の斜め後ろに座っていた私は落ちるのを止めようと手がほとんど
出そうになりましたが、ドライバーは運転をしながら小さな子の薄いシャツを
つかんで何とか落ちるのを止めました。
その後もドライバーはその二人の横になった子供達を右手で押さえながらも
運転を続けました。その間お客から料金を貰いお釣りを渡し道沿いに客が
居ないかどうか等同時に様々な事をしながら黙々と運転を続けていました。
そのジープに乗っている時にはこうして一日中恐らく父親であろうドライバーと
一緒に完全に深く眠る事が出来ずにジープに乗って過ごす子供もかわいそうに
なりましたが父親の方もかなりのストレスを感じながらも黙々と運転を続けている
忍耐力には頭が下がる思いがありました。
そのジープが既に満員になり私が手をあげても停まる事ができなかった事で
怒る気持ちも起きず、直ぐ近くになってきたPNBの支店に閉店に間に合うように
急ぎました。
何とか閉店時間には間に合い、ダウの支店で書き埋めた書類を渡しました。
話しは前日のファックスと支店同士の電話で事情が分かっていたので、私に
ACR-1を取得するつもりはないかどうか念押しの質問がありました。
ACR-1を取得すると便利な事もありますが、出国時にクリアランス証明書を
取らなければいけない事もあり取得するつもりはありませんでした。
それならば再稼働できないので口座を閉めるしか方法はなく、改めて日付など
を変更した書類を書き直してやっと口座を閉める事が出来ました。
私にとっては21年間の長い間、PNBへの併合等はあったものの家庭的な雰囲気
をもった支店だったので何か寂しい気がしました。
アンヘレスに帰るにあたって以前アヤラからP2Pバスが出ていた事を思い出し
暫くその近辺を歩きましたが、今は既にサービスが止まっているようで仕方なく
MRTでノースアヴェニュー迄行きトライノマからSMクラークに行く事にしました。
トライノマはバスのターミナルになっていますが、巨大なショッピングモールの
反対側まで歩かなくてはなりません。
ここが長距離P2Pバスのターミナルになっているところです。
この一角にジェネシスのバスが停車するところがあります。
一応時刻表はありますが、エドサの混雑で時刻通りには運航できず
次のバスがいつ頃来るかは待っている人の人数が多いか少ないかで
判断するしかありません。
私が着いた時には椅子に座っている人の数は多くはありませんでしたが
上空で雷が鳴り始めた頃待ちかねたジェネシスのバスが到着しました。
MRT マカティ-ノース24ペソ、ジェネシス240ペソでした。
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