2016年9月3日土曜日
乗り越えられるか日比文化の違い ご飯を食べ残す
フィリピンの生活習慣と日本の生活習慣で決定的に違う事が
幾つかあり、その為に同居生活をしていても、どうしても
相容れず、日々かなりのストレスが発生する事があります。
その一つに、食事の時にご飯を残してもフィリピンでは特に
躾が悪いとか、もったいないとか思わない事があります。
フィリピンでは大家族のせいか大量に食事を作り、テーブルに
置いておき、其々がお腹が空いた時に十分な食事をして、
残った料理、ご飯は他の人がお腹が空くと食べるので
あまり残り物の心配はしないようです。
フィリピーナが日本人と生活を共にすると、例え生活者が
2~3名の少人数であったとしても、この文化の背景から
すると食べ残しに対してもったいないという感覚は持って
いないように見受けられます。
自分の分をボールや皿に取って、食べきれないとそのまま
お腹が一杯になったからと、皿やボールで蓋をして、そのまま
お腹が空かない場合は翌日まで残されて結局、腐ってしまい
捨てる事になってもあまり気にしないようです。
暑い気候なので、食べ物が直ぐに傷んでしまうにも拘わらずです。
自分の分を大皿から取る時に、自分が食べられる分だけ取って
全て食べきればいいのにと思うのですが、その辺の計算は
出来なかったり、しなかったりするのがフィリピーナだと思います。
皿に盛った時には食べ切れると思ったものの、食べてみたら
途中でお腹が一杯になったので食べ残すという事が日常茶飯に
発生するようです。
片や日本人は食べ物やご飯には文化的にも敬意をもって尊重し、
食べ物を残したりすると、幼少の頃から親から厳しく諭されて
育つので、食べ物を粗末にする事に対しては体の芯まで
抵抗があり、罪悪感を感じるようになっています。
そこで、食べ残しを大して気にしないフィリピーナと生活を
共にすると、かなりのストレスを日々感じなければならなく
なる訳です。
特にご飯については、お米は古くから神格化され、貴重な
ものとしての位置付けがされているので、ただ単にもったいないと
いう範疇ではなく、冒涜に近いものを感じるようになっています。
美味しいお米が日本で育まれた背景には、このような背景が
あって世界に名を馳せる美味しいお米を生産できるようにも
なったものと思います。
フィリピンでは通常食べる米の値段はあまり高くはないのですが、
日本米に近いプレミアム米は値段が高く、日本人はフィリピンに
住んでいてもやはり高級なキロ100~200ペソ程度の米を買って
しまいます。
その高級な米を食べ残して腐らせてしまうのは、やはり口煩く
指摘するようになりますが、フィリピーナにはそのような文化的
背景がないので、言っても馬耳東風で、また食べ残しをするのは
改善されない事が多いと思います。
(写真は過日行われたミス・サンブーカ水着コンテストより、
記事内容とは関係がありません)
極め付きは、お腹が空いたからと計画性もなくご飯を炊き、
暫らくすると気が変わって外食に行ったりして、炊いたご飯に
手を付ける事無く、翌日までそのままの状態で結局腐ってしまう
事などは珍しい事ではありません。
値段の高いプレミアム米を腐らせてしまうのはもったいないと
思えば、フィリピンで一般的に売られているキロ40ペソ程度の
米に替えれば、気持ちも少しは楽になりますが、さて、冷めて
しまうと岩のように硬くなってしまうご飯に日本人が変えられるか
どうかという大きな問題が残ります。
フィリピーナの影響下育った子供が、純粋に日本人に
育てられた子供と交際をして、この事が原因で上手く
行かなくなった話しが最近ありました。
これをどのように解決して行くか難題です。
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