2018年6月12日火曜日
日本の国際化と新幹線の荷物検査 新幹線内の死傷事件に思う
フィリピンに長く住んでいると日本の新幹線への乗車の
荷物チェックが無いことが心配になります。
航空機には国際基準のセキュリティーチェックが
あるのですが・・・、
セキュリティーの国際基準に日本はどうするのか、
日本は長い間人々の生活行動は性善説に立って社会の
仕組みが作られています。
悪い人又は人に迷惑をかける人は基本的に少ない筈だという
前提で、悪い事をするのは極悪人で社会的な制裁を受ける
ので、そのような事は起きる筈がないという考え方です。
今回日本へ一時帰国している間にアパートの隣人である
韓国の人が泥棒に入られたと聞きました。
大家からメインゲートの鍵はいつも閉めるようにと言われて
いたはずなのですが、私の居ない間にどうもメインゲートを
開けっ放しにしておいて、強盗に近い泥棒に入られたらしい。
詳細は分かりませんが、メインドアを開けておいたばかりに
泥棒にこれは強盗に入れると思わせたのは間違いありません。
幸い私の部屋には何重にも鍵がかかっているので被害は
ありませんでした。
メインゲートの鍵は隣人と共有しているのですが、隣人が
新しい鍵を買い、3つあるオリジナルキーの内、私がその一つ
を貰う事になりました。
日本に出発する2-3日前に「ピンポーン」とメインゲート前の
呼び鈴が鳴り、子供がいたずらで押すこともあるので暫く
様子を見ていると、また2回程「ピンポーン」と呼び鈴が押され
たので、ゲートの方を見てみると若い女性が外に立っていました。
その女性に隣りの呼び鈴を押すように言うと、呼び鈴が壊れていて
その為私の部屋の呼び鈴を押したという事でしたが、隣人は子供の
悪戯に嫌気がさして呼び鈴のボタンを取ってしまったようです。
隣人の部屋はまた別に中ゲートがあり、鍵を閉められるようになって
いるのですが、いつも鍵を閉めていませんでした。
その女性からメインゲートを開けてくれるように頼まれたのですが、
私が全く会った事のない見ず知らずの人にゲートを開ける事は
セキュリティー上問題なので、その女性に相手の携帯に連絡
するように言うと彼女の携帯はフォーマットしてしまったので
連絡が出来ないと言いました。
女性にとっては不都合だと思いましたが、私はやはりセキュリティー
の問題があるので、開ける事はできないと言ったのですが、隣りの部屋を
見てくれというので、ドアをノックするだけはやってあげようとして
隣人のドアの前に行くと、何とドアが開けっぱなしになっていて
ビックリしました。何度か声をかけましたが、何の返事もありません。
その女性はドアが開いている事を知っていたようです。
これ以上は協力できないので、ドアを閉めてお引き取り願った
のですが、その人は容姿はきれいな女性でした。
この事が泥棒の入る予兆だったという事も考えられます。
(写真は過日行われましたミス・クラウンローヤルコンテストよりGEMSショーガールズ)
セキュリティーが甘いという事が分かると、それ自体がリスクに
なるという事はフィリピンでは当たり前です。
新幹線の乗車にカバンはノーチェック、刃物等が自由に車両に
持ち込める日本、2020年オリンピックには大勢の外国人が新幹線を
使うと思いますが、駅構内に入るのに「ノーチェック」のリスク
だけは何とかしないといけないのではないかと心配です。
外国人は周りの住民の目を日本人に比べてあまり気にしないで
済む事もあると思います。テロ対策だけではないと思えます。
フィリピンに住み始めた当初はショッピングモール入口で大勢の
入場者の荷物をチェックするガードマンは何と無駄な事をしている
のかと思ったものですが、今では入場者を守る大事な仕事をしている
のだという認識に変わっています。
ジョリビー等で働く職員も退出時には全てバッグのチェックを受け、
チェックされる方も違和感なく協力しているのには国が違うとは
云え、納得するところです。
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