2020年4月1日水曜日
フィリピンのCOVID-19感染者数2,000超え 自宅検疫隔離の私なりの理解
新型コロナウィルスの最大の特徴は健康そうに見える未発症の
感染者が自覚症状がなく普通に生活をしているという事で、他の
感染症とは一線を画す感染症なのだと思います。
店舗の入り口で検温入場をしたとして症状が全く出ていない人が
入る事が十分考えられる訳です。
感染者の全ての人が他の人に移すとは限らないとはいうものの
イギリスで公表されたスーパースプレッダーというビジネスマンも居て
シンガポールで感染し、フランス、スイス、英国に渡航し症状が現れて
いなくても11名の人に感染させたという記事もありました(2月)
フィリピンでは旅行歴のないフィリピン人初の死者が出た後、間もなく
コミュニティー検疫隔離政策がとられ、3月18日から更に強化された
検疫隔離がルソン全域に適用されました。
このウィルスの特徴で症状が出なくても感染している人が居るという
事は国民全員の検査をしなければ感染率の正確な数字がでる事は
なく、クラスターなどの事例が発生した時や症状が表に出てきた人の
検査をする事で大まかな数字を出しているだけです。
検査の精度も70%程度という事を考えれば、検査キットが十分でない
現状で感染を食い止めるためには感染陽性者も陰性の人も一度に
2~3週間の検疫隔離をして体の持っている自己免疫作用で治療し
感染を防ぐという方法しか取れないという事だと思います。
フィリピンではPUI(経過観察中の患者)という数字があって
陽性か陰性か不明ではあるものの症状の一部が現れている人を
モニターしている数字がよく出てきます。
これは結構な数字になっていてパンパンガだけでも100を超え、
バリバゴでも10名程が観察されています。
COVID-19ウィルスは自ら増殖する機能はなく、感染した人の体細胞
の中で増殖するので人との濃厚接触を避け、1メートル以上離れると
いう事で感染を防げるという考え方です。
人の角膜からもかなりのスピードで感染するとも言われているので
一般の病院でもゴーグルを着けず他の病気を治療していると医療
関係者が感染してしまうという面も持っているようです。
ルソンの強化された検疫隔離が始まってから昨日で2週間が経ち、
今日からあと12日間外出規制が続きます。
スーパーで間隔を空けながら並ぶ人達です。
私も並んでいるとシニアは並ぶ必要がなく出口から入りなさいと
言われて早く買い物が終わりました。
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