今のアパートに引っ越ししてから4年以上になりますが、
水を買いに行ったり、買い物に行ったりする時に道で
よく会う、アパートの向かいでランドリーショップを営んで
いる奥さんが、会う度に満面の笑みで挨拶してくれるのですが
私にしてみれば、洗濯を頼んでいる訳でもなく、お客でもない
のにそんなに愛想よくしてくれなくてもいいんじゃないかなと
ずっと思っていました。
朝早くゴミ出しにゲートの外に出てゆくと旦那さんも必ず
「グッドモーニング」と挨拶をしてくれていました。
普通はそのようにしてくれると、付き合いで洗濯を頼んだり
するのでしょうが、10年前に近くの別なアパートに住んで
いた時に何回か洗濯を頼んだ事があるのですが、気に
いっている服が無くなるとか、いつ出来上がるという指定された
日時に行くとまだあがっていなかったりした事があったので
その後面倒なので頼む事はありませんでした。
10月のある日、買い物から帰る私を待っていたかのように
速足で私の方に近づいてきました。
顔はかなり深刻な様子で、奥さんが手術をするかもしれないので
15,000ペソかかる。私が15,000ペソ!というと私の顔色を伺いながら
1,000ペソ貸してくれないかと言いました。
手を喉元に当てて、甲状腺の病気だとも説明しました。
1,000ペソくらいであればポケットに入っているので、ジーンズの
ポケットから渡すと、返却するのは11月10日になるけれど、それで
いいかと念を押されたので、そこまで日時を言って返すつもりが
あるものと思っていました。
その後、道で会った時に奥さんは診察の結果、手術はしなくて
よくなったとも報告がありました。
返却予定の日が何日か過ぎた後、道でまたばったり会いました。
そのまま通り過ぎるのもいけないと思ったのか、私に近づいてきて
数日後の水曜日でいいかと私の目を見ました。
まあ、借りた事を覚えているのだからとそのまま頷いて歩いて
行きました。
それからもう10日近く経っていますが、今朝顔を合わせそうになった
時には顔を背けて鼻歌を歌っていました。
フィリピンでは借りたら借り得、落ち度は貸した方にあるという
のだそうで、過去4年分の満面の微笑み代という事で決着を
つけるしかないようです。
貸さなかった場合には、その後、逆恨みで何か悪い事をされるかも
しれないという咄嗟の判断もあったのですが、笑顔税とでも
思わざるを得ないと思います。
以前から理由もなく微笑み掛けられるとできるだけ反応しない
ようにしていたのですが、目の前の近所ではそういう訳にも
行きません。
最近は近くに新しいランドリーショップが出来たり、コインランドリー
等でも畳んでくれるところも出てきているようで、生活も楽では
ない事は明らかです。
バーのドアガールから声を掛けられ、なぜ悲しい顔をしていると
何回か言われた事がありましたが、改めて鏡を自分で見てみると
確かにそのように見えるかもしれないと、あまり悲しすぎず、
笑顔返しする事もない顔にするのは難しいという気がしています。
理由もなくにこやかにされると背中が寒くなるので、目を
逸らすようにしているのですが、微笑み掛けられるのを
好む人もいるので、人に依るとは思います。
過日行われましたミス・ジムビーム水着コンテスト撮影会より、
(記事とは関係ありません)
ポニーテールのリッサさん、
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