2020年1月28日火曜日

タール火山噴火から2週間 警戒レベル3に引き下げられた事の考察


1月12日の夕方水蒸気爆発を起こしたタール火山の警戒レベルは

4とされていましたが、一昨日警戒レベル3に引き下げられました。


警戒レベル4は数時間から数日内に噴火の恐れがあるという規定ですが

ここ1週間では再度の噴火が無かったという事でレベルが3に引き下げ

られたのではないかと思います。



(写真はABS-CBNより 26日朝まだ白煙を上げるタール火山)

更に、メインクレーターからのマグマによる水蒸気の噴出が減少し、

火山性地震が減少しているという事での判断だと思います。

(Phvolcsによる発表です)


1週間前はまだ火口付近が隆起しているという事が報じられ、警報

レベルを下げる状況にはなかったと思います。


24日のフィルスターではアニョ内務長官がタール火山噴火口付近の

住人を永久に危険地帯の外に移住させる予算措置を講ずるべきではないかと

話した事が報じられています。


危険地帯はナショナルエコパークとし、自治体の機能も危険地帯の外へ

移転すべきだという内務省の考えがあるという事です。


これをしないと、40-50年の長期に亘ってはまた同じような事が

起こる可能性があるという考えからです。


これには20万世帯のリロケーションに200億ペソの予算措置が必要に

なると見積もられています。


Phivolcsでは小規模の噴火は今後も30%程あるとしています。


素人考えですが、1週間前にあったタール火山に近いバタンガスの

M4.6の強い地震によりプレートが移動し、地殻のエネルギーが多少

放出されたのではないかという気もします。



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