イギリスばかりではなく南アフリカ由来の変異種が報告されてきて
います。
イギリスでは従来は観測されていなかった若年層への感染が勢いを
ましていて、南ア由来の変異種はイギリスの種とは異なると報道
されています。
このような中、春先の感染拡大と同じ対策方法で対処できるものでは
無い事は明らかだと思います。
今まで言われてきて実践してきた「マスクを着用、密を避ける、手を洗う」
だけで戦う事は困難になってきていると感じます。
感染拡大が収まらない欧米ではいち早くワクチン接種を急いでいますが
日本の感染拡大は欧米に比較すると要請ベースで何とか切り抜けて
来られたものが、このウイルスの感染力が非常に強くなった事で
今後は従来何とかなっていた感染の制御がもはや機能しなくなって
来ています。
イギリスが世界に先駆けてワクチン接種を始めたのにはこのウイルス
が感染力を強め変異し始めている事で一刻も早く手を打ちたいと考えた
背景があるのかもしれません。
日本政府もやっと私権制限を超えた罰則付きの感染防止策をほのめかし
始めた事は、この新型コロナウイルスがいかに社会を大きく変容させる
力を持っているか計り知れない面があると思います。
ロシアンルーレットのような英国とEUのブレグジット交渉も期限
一週間前に始まったコロナ変異種による港湾の物流停滞が間際で
後押ししたかのように決着を見たというのも新型コロナの別な力
だったのかもしれません。
人は社会的な動物であるといいますが、本来人が持つコミュニティー
への繋がり、家族の繋がり、友人との繋がりを一時的とはいえ分断し
グローバリゼーションの見直しを迫り、長期的な展望を変えてしまい、
小さな単位での生活を見直しするように仕向けているのはウイルス
以上の力が働いているような気もしてきています。
日本の公衆衛生の考え方は国が全て責任をもって担保しながら
慎重に進める事が基本だったと思いますが、今回はウイルス側の
変容が速く、そろそろ各々の自己責任でワクチンを希望者に接種
してゆく方法に変えていってもいいのではないかと考えます。
このウイルスが発生してからもうそろそろ一年が経とうとしています。
菅政権のスローガン、従来の慣例的な手法を見直す事もこのウイルス
は要求しているような気がします。
2018年8月に行われました水着コンテスト撮影会より、
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