2021年5月20日木曜日

自粛ベースでコロナ感染対策を進めている日本でオリンピックを開催する事の考察

 

日本は世界でも珍しく国民の自粛で新形コロナの感染を世界の

感染者数に比較すると桁違いに少なく抑えてきた事は奇跡的

です。


日本だけの話であれば今後もワクチンの接種を並行して進めれば

この方式で感染を防ぎきれる可能性も十分にあるとも考えられます。


しかし、海外の感染対策は罰則を伴う厳しい規制によって感染の

拡大を防いでいる国が殆どです。


マスク一つにしてもマスク無しで出歩く事に対して金額で1万円前後の

罰則があると聞いています。


このような世界からは特異な文化の中に罰則付き文化に慣れた普通の

外国人が入ってきた場合にはどうなるのでしょうか。


オリンピックに参加する選手の数は1万人程度、違反した場合には

オリンピックの参加資格を剥奪するというペナルティーを科せば

ある程度の対策はできるかもしれません。


完全バブル方式で一般市民とは接触を完全に断つ事は不可能ではない

かもしれません。


ただ、入国してくる大会関係者が 9万人 程度と聞いています。


外国の規範に慣れた外国人が日本の自粛要請に従えと言ってもどう

考えても従わない人が相当数出てくるのは目に見えています。


大会参加選手のみならず大会関係者、スポンサー、メディア等にも

ワクチンパスポートのようなワクチン接種済みの人のみ入国許可と

いう措置も必要になってくるのではないかと思います。


インド株の広がりで実験段階でファイザーワクチンはインド株についても

中和抗体を生成するという報告はありますが、実際にウイルスが抗体を

回避せずに有効性が十分あるのかどうかの研究はまだこれからです。


インド株は日本でもおそらく3ヶ月でイギリス株に入れ替わるという予測が

ありイギリスで広まりつつあるインド株が一旦は感染を抑えたイギリスで

今後もワクチン効果で抑え込むことができるのかどうか注視してゆく必要

があると思います。


海外の厳しい隔離制限の環境から日本に入ってくると、一般生活がこんなに

自由で緩い隔離は天国のように感じるかもしれません。


現状でも入国後の行動を報告しなければならない入国者が300名程度

行方不明となっているという事実もこのままなし崩し的に進めた場合には

大変な事が起こるのは目に見えています。


イギリスのように既にワクチン大量接種が終わり、感染者数をマスク無し

でも外を出歩ける程度まで制御した状況であれば可能かもしれませんが

今の段階で国民のワクチン接種率4%程度ではいくら急いで接種を進めても

集団免疫が達成されるのはおそらくオリンピックの会期が終わってからに

なるのではないかと考えられます。


これは国際基準の感染対策をしていない国(日本)で様々な国の規範が

異なる人達が入国する事がいかに危険なチャレンジなのかという事を

示していると思います。



過日行われましたミス・ユニバース2020で準優勝となったミス・ブラジル


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑ここをクリックしていただけるとランキングが上がります。
にほんブログ村        いつもクリックしていただきありがとうございます。
にほんブログ村 団塊世代 夢と希望

0 件のコメント:

コメントを投稿