2022年7月24日日曜日

WHOはサル痘の世界的な急速な蔓延に懸念

 

サル痘は天然痘に似た症状を呈し西アフリカで流行していた

伝染病ですが、ここのところ世界的な蔓延が急速に広がって

きています。


警告を発するかどうかはまだ慎重に検討しているという事ですが

最近の感染状況は次のようになっています。


2017年ナイジェリアで200人以上が感染、死亡率3%

その後5年に亘りナイジェリアからの渡航者特にイギリス、イスラエル、シンガポール、

米国で散見される。



(写真はGMA)

5月20日までにイギリスで20人感染(主にゲイ)


同日WHOはオーストラリア、ベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、

ポルトガル、スペイン、スウェーデンで80人の感染者確認。


5月には西アフリカへの渡航歴の無い人への感染が主にヨーロッパで

広がっていました。


5月23日米国はサル痘患者に濃厚接触した人に天然痘のワクチンが

有効であると発表し、3日後EUは加盟国への供給の為のワクチンを

まとめて発注をしています。


6月1,000人以上の感染者発生。通常ウイルスの感染の無い国29ヶ国に

亘っていました。


7月感染者数が14,000人、70ヶ国に亘っています。アフリカでは

5人が亡くなっています。


7月23日には72ヶ国から16,000人の感染者がWHOに報告され

警告の発出が遅れる事で世界的な感染が加速し公共衛生に

深刻な影響を及ぼすのではないかとテドロス事務局長は懸念を

表明しているとの事です。


米国では既にワクチン接種の為の行列ができているという報告

もあります。


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