インドネシアでのアセアンサミットでフィリピンは韓国との自由貿易
協定を締結する事に。
今回の自由貿易協定はアセアン-韓国の自由貿易協定に含まれて
いない品目について2国間の自由貿易協定を結んだものです。
フィリピンからの輸出についてはバナナ（5年間で順次税率を0）
パイナップル（7年で順次税率を0）にし、その他の品目について
シラスウナギ タコ 甲殻類 フルーツ ナッツ タバコ等も含める
というものです。
韓国からの輸出については電子部品 自動車及び部品 シャンプー
薬用石鹸等が関税0となります。
これらによってフィリピンと韓国の貿易、投資が強化されると
見込まれています。
フィリピンにとって一時的に米の供給が逼迫する事で
市場で米の買い占め等が起き米の市場価格が上昇する事は
頭の痛いところです。
（ベトナム、メコンデルタの米策の様子、ABS-CBN）
マルコス大統領は主食である米穀物のフィリピンへの供給
についてベトナムと5年間の供給契約を結んだと報道されました。
ベトナムにとっても計画的な米の生産を保障できる事になります。
その他の分野、デジタル経済、グリーン経済等も含めて今後
高度な協力関係と相互訪問を実現するとしています。
特に、南シナ海での領海係争では平和的な解決と万が一の
衝突等の事案につき相互協力を進めてゆく事が合意されました。
ジャカルタで開催されたASEANではアセアン各国と日本の共同
写真が撮影されました。
マルコス大統領は南シナ海の大半の領有権を主張する中国に
対して1982年UN会議での領海を定める決議に従い地域の
平和、安全と安定を実現するべきであると演説したと報道され
ました（ABS-CBN）
アセアン-中国の貿易額は9700億ドルに達していて、フィリピンは
ASEAN-中国の枠組みの中で包括的、戦略的なパートナーシップを
再確認し構築する必要があると強調しました。
中国が最近発表した中国の領有権を主張する10ダッシュ地図には
参加した各国とも異議を唱えています。
ドル/円が1円下落し147円台に。
フィリピンペソの為替に通常は繁栄されるのですが、
円下落に反応して一時円安に振れたのですが、
昨夜何らかの調整が入ったようで今朝は38.70に
落ち着いています。
現状、12月末までドルが下落するのは見込めないとされて
いるので、チャンスを見ながら送金のチャンスを窺う事に
なるのではないかと思っています。
フィリピンの東870キロに低気圧が発生していて
発達すると熱帯低気圧になると予想されています。
（写真はGMA）
フィリピン海域で熱帯低気圧となった場合Inengという名称が与えられ
今年フィリピンの9つ目の熱帯低気圧となりますが、なったとしても
北東に進みその後フィリピン海域を離れる見込みです。
南西のモンスーンを刺激して各地に雨を降らせると見込まれています。
フィリピンの国家経済開発庁(NEDA)は米穀の小売価格
統制に対して反発する利害関係者に追加の説明をし
その措置は一時的なものであるとしました。
ここ数週間の米の市場価格が急速に上昇していて、
国内生産量と消費量に鑑みて、誰かがエルニーニョの
影響を煽り買い占めなどして市場価格を操作しようと
している事に対処するものであり、9月には新たな収穫と
海外からの輸入があり米不足になる事はないのでこの
急激な米価格の値上がりを阻止し、安定化を図るための
ものであると説明しています。
今回の措置はレギュラー米と上級米のみに適用されるもので
プレミアム米については対象にならないとしています。
庭に生ったいちじくの実、そろそろ切り取って食べようと
思っていたところ朝の1-2時間の間に先を越されて三分の一程
何者かに食べられてしまいました。残念！
おそらく鳥だと思いますが、気がついたらすぐに切り取れば
よかったと思います。
今週火曜日から適用される米穀統制小売価格に
農家は影響を受けるのではないかと警戒しています。
（写真はABS-CBN）
金曜日の時点でパンパンガやサルタンクダラでの
米穀買取価格がキロ3ペソ下がっているとしています。
政府のモニタリング調査では昨金曜日のメトロマニラ
での小売り価格は国内米キロ42-65ペソ、輸入米キロ
43-65ペソであったとしています。
台風ゴリンによる農業被害は34,979ヘクタール、
24,979の農家に及び被害額は8億9840万ペソに
上ると報告され、その内最も多い米の被害は
29,255ヘクタール、29,337トン、金額で7億5110万ペソ
と見積もられています。
フィリピン華人商工会議所連合会では米の小売り価格は
需要と供給で決定されるのでこの価格統制は機能しない
としていますが、貿易産業省(DTI)は違反者には百万ペソの
罰金もあり得るとしています。
マルコス大統領は昨年の選挙公約でキロ20ペソを目指すと
して当選しているだけにこの米小売価格統制は今後も
熱い闘いになるものと思われます。