燃料価格の急激な値上がりにジープニーの初乗り料金の値上げが
検討されていますが、正式な値上げ許可を待たずに値上げをする
ジープニー運転手がでてきています。
例えばクバオ-アンティポロ区間ではドライバーが燃料価格の上昇で
営業しても利益が出ないという理由で既に15ペソの課金を始めていると
いう事です。
フィリピンでも燃料への物品税率を下げる議論が始まっています。
世界的な原油価格の急上昇は各国でのガソリン代、消費財、食料の
値上げに繋がっていますが、米国ではロシアへの更なる経済制裁と
してロシア原油の輸入を禁ずる措置を講じました。
欧州ではロシア原油への依存度が高い為に直ぐに輸入禁止という
判断が難しい状況だと思いますが、ロシアの戦費は毎日2兆円を
超えると試算され、各国からの経済制裁、事業撤退、クレジットカード
の停止等の制裁が効いてくるのでウクライナへの侵攻が長引けば
ロシア側にも大きな痛手となり、国家のデフォルトにもつながるの
ではないかとも言われています。
ロシアは停戦交渉の決着は今ではないとうスタンスを取っている
ようですが、ウクライナは西欧諸国からの物資の救援が続いている
ので長引けばウクライナの方が有利となるものと考えられます。
ただ、プーチン大統領が自暴自棄となり戦術核を使う事だけは
どうしても避けなければならないと思います。
ロシア、ウクライナで世界の小麦生産量の3割を担っている穀倉
地帯は世界の危機でもあると思います。
このまま小麦の値段が上がってゆけば日本ではパンの代わりに
米粉を使ったパンを食べるようになるのかもしれません。
キエフ定点ライブカメラより（ロイター）
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