昨夜遅くロシア軍によって占拠されたチェルノブイリ原発の電源が
喪失されたと報道されました。送電線が損傷し停電が起きていると
いうものです。
意図的であるか否かに拘らず稼働停止となっている原発であっても
何らかの理由で福島の悲惨な災害の再来になる事は防がなくては
ならないと思います。
プーチン大統領の心情は予想以上の西側のロシアへの経済制裁に
直近の取り巻きオリガルヒ富豪からも離反が起こっているという情報も
あります。
昨日心配していた戦術核をチェルノブイリ原発の電源を失わせる形で
実現する事は事故に見せかけながらウクライナに最大限の圧力を
かけるという非道な方法で自己目的を達成しようとするプーチン
大統領は世界の国々から大きな非難を浴びる事は間違いありません。
事故であるとしてもチェルノブイリはロシア軍によって占拠されている訳
ですから事故と言い張っても意図的であるという公算が非常に大きい
と思われます。
非常用電源は48時間しか持たないと言われているので、一時停戦を
してこの電源問題を総力を挙げて解決することができなければ全電源
喪失状態となり世界に与える影響は計り知れないものとなるものと
思います。
日本では小麦の値上がりだけでなく、トウモロコシやソバの値上がり、
ニッケルは過去最大のトン10万ドルの値を付けて取引停止となったと
報道されています(フィリピンはニッケル生産国)
ノルウェーから輸入されるサーモンもロシア領空を通過できないため
販売店への入荷が無くなってきているといいます。
地理的に遠い国の紛争であっても世界はこの影響から逃れられる
国はないと思います。
チェルノブイリ原発(2018年11月撮影ロイター)
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