新年が近づくにつれ私のアパートではバイクの壊れかけたエンジンの
空ぶかしが始まりました。
その音が最初異様に聞こえ、やっとバイクのエンジンの空ぶかしだと
気がつきました。
新年を祝うには大きな音であれば何でもいいという事はあるにしても
エンジンの空ぶかしは初めてでした。
ドアを開けるとアパート前の道は爆竹の白い硝煙と匂いで満ちていました。
遠くには花火も見えたのですが、硝煙の中で花火を見る気持ちにはなれず
ドアを直ぐに閉めました。
夜が明けて寝る前に仕込んだ屠蘇と寿司で新年を祝いました。
フィリピン警察によれば元日夜までの集計で新年を祝うお祭り騒ぎで
500件以上の事故があり、4名死亡、その内一人は流れ弾に当り亡くなった
という事です。
マニラ、サンパロックでは8才の男の子が兄弟二人、友達一人と一緒に
道に散乱した爆竹の紙片などを片付けていて、焚火に不発だった違法
爆竹を投げ入れ爆発、病院に搬送されたものの腕を切断する事になって
しまったと報道されました(GMA)
8才の子供に爆竹の不発爆竹の区別がつくとは考えにくいところです。
(ケソン市で押収された違法爆竹、ABS-CBN)
違法な爆竹は360万ペソに上るとされます。
誰がどんな違法な爆竹を使うかもしれないので少なくとも大晦日、元日は
外に出ない選択が懸命だと感じます。
日本ではまさかの元日の能登半島のM7.6の地震、正月気分も吹き飛び
ますが、倒壊した家屋の下敷きになってしまった方もいらっしゃるという
事なのでできるだけ早く救助される事を祈ります。
フィリピンでもニュースで大きく取り上げられています。
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