コーディレラ山岳地帯では昨日少なくとも8ヶ所で山火事が
起きていて消火活動が行われています。
（ベンゲット、トューバでの山火事の様子 ABS-CBN）
山岳地帯の地形により消火活動は難航していて消防車が
入れない為、人力での消化が行われているという事です。
強風と乾燥等の無数の要因により、火の延焼が非常に速い
状況が観測されています。
TV中継ステーション等の重要な施設に非常に近接した場所
に火災が起こっている場所もあるという事です。
1月から60ヶ所以上で火災が発生していて、アブラやバギオで
6ヶ所づつ、ベンゲットで32ヶ所、山岳地帯で22ヶ所となっています。
エルニーニョの影響で草木が乾燥していて、少しの火種から
火災に繋がるケースが多いと観られています。
パンデミック時期やその前後の火災はこれ程多くなく、入山した
人のタバコや焚火の不始末が原因ではないかと考えられています。
今のところ人的被害は無いという事ですが、煙がバギオ市を覆い
PM2.5の濃度がWHO基準の3.2倍に達していて、山火事の近くの
住人にはうだるような暑さに水分補給を十分にするよう注意が
促されています。
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