2021年6月23日水曜日

安全・安心な東京オリンピックの虚構 小池都知事過労で静養へ

 

ウガンダのオリンピックチームの入国時一人の選手が

成田で新型コロナ陽性になった事はオリンピック開幕前に

感染予防に大きな落とし穴があった事を露呈しました。


9名の選手団の内陽性と判定された1人を除く8名はバブル

方式でバスで遠く宿泊先の大阪、泉佐野市まで移動しました。


第1報では陽性と判定された1人を除き他8名は濃厚接触者では

ないと判定されバスに乗り込んで宿泊先まで移動すると

発表されました。


このニュースを聞いた時に何故濃厚接触者ではないと判定

されたのかと不思議に思っていました。


団体で同じ行動をとっている人達の中から一人でも陽性者

がでれば通常の場合一緒に行動していた他の人達は地上では

濃厚接触者として追跡調査「積極的疫学調査」されるのが

通常です。


ところが国際空港の検疫では入国者一人一人が感染しているか

どうかを検査するのが仕事で、日本では地域密着の保健所が

追跡調査の役割を担っている訳です。


検疫の仕事は入国前の陽性者が入国しないように阻止する事が

目的です。


1名の陽性者を除く8名は陽性反応が出なかったという理由で

バブル方式で遠く泉佐野市まで移動したわけです。


追跡調査は滞在先の場所を管轄する保健所が担う事になり、

到着地のホテルで隔離の為の経過観察が行われる事になった

訳です。


バスの移動で長距離の場合、途中でサービスエリア等で休憩

が入る事も容易に想像できます。


これが多数の国から来日する特別な例とは考えられません。


東京のオリンピック村の施設が先日公開されましたが、立派で

快適な施設ですが、部屋は二人部屋で多くの病院が苦労していた

一人でも感染者がでれば、その部屋は隔離する為同室の人は

他の部屋で濃厚接触者として一定期間隔離されなければなり

ません。


濃厚接触者の追跡調査が滞在先の保健所が担わなければならない

のであれば選手村のある東京都が到着後の追跡調査をしなければ

ならない訳で1万人の選手が来日する事を考えれば今の時点でも

直ぐに制御不能になる事は容易に想像できます。


開会式で時間を制限しての会場での酒類販売をするかどうかの

検討をしているというニュースがありました。


入場者の人数を制限して感染予防をしているのに、何故酒類販売

を会場でするという考え方が少しでもあるというショックは

いかに新型コロナを全く理解していないのかという事を露呈した

事になります。


同時に西村大臣から新型コロナのデルタ株の広がりにより、人との

間隔は従来の1メートルではなく2メートルなくてはいけないと

発表されました。


これは通勤電車でも従来通りの感染防止策では防止できない事

を意味します。


こんなことは海外で変異種デルタ株が広がって感染が急拡大して

いる事を考えれば「今発表する?」と愕かざるを得ません。


WHOもデルタ株が世界の変異種の主力になっていると既に発表

しています。その世界中の選手達が一時に日本に来る訳です。


選手村に到着した選手たちの中から数人の陽性者が出れば、

濃厚接触者の追跡でそれだけで選手村は隔離村の大病院と

いう事にもなる訳です。


東京都の新規感染者数は下げ止まりどころかわずかに前週の

感染者数を上回り始めています。


これだけの材料があれば都知事も過労となり静養が必要と

なるのは容易に想像できます。


尾身会長の「この時期にオリンピックを開催するというのは

普通ではない」という言葉が胸に響きます。



父の日の為に先週金曜日に発注したグルメが昨日届きました。

配達が遅れるのではないかと思いながら注文したのですが、

日にちはズレても柔らかくて美味しいグルメでした。


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