2016年11月4日金曜日

ダウバスターミナルから成田へ 日本へ一時帰国


昨日の続きです。

今回の一時帰国は1週間の短かい日程でしたが、出発が1日

遅れてしまったので、さらに短かい旅になりました。


一旦アパートに戻り、急ぎの用事は何とかメールで済ませる事が

できたので、日本に帰ってからする予定だった仕事をアパートに

こもって片付けました。


バリバゴは休み明けなので、現地の人もあまり動きがありません。


さて、成田への航空券は7ヶ月以上前にプロモで買ったものなので

もともと安かったものの、出発時刻4時間前までに出発日を変更しないと

全ての支払いは無になってしまいます。


4時間前とはダウのバスターミナルでマニラ行きのバスを待っていた

時刻なので、まだ便をキャンセルする等という事は考えも及んで

いませんでした。


従って、自動的に「ノーショー」という事になり、使えなくなったので、

アパートに帰るなり、次の日の便を新たに買う事になりましたが、

ウェブページを開いてみると直前の購入は普段のプロモ料金に

比較すると約5,000ペソ程高いという事が分かりました。


ただ、今回は契約書にタイミング良く署名する等の重要な

帰国だったので、すぐさま便を押さえてネットで支払いをしました。


これでやっと成田行きの便が確保されたので、その後やっと

寝られましたが、空は既に明るくなり始めていました。


夜に入り、今回は早めにアパートを出て、ダウのバス停で2時間待ちを

しても間に合うように午後10時半にはトライクに乗りました。


ダウのバスターミナルは休日は明けたものの、まだまだマニラに

戻る人が多く居るようで、到着するバスの空席は簡単に見つからない

様子だったので、ターミナル反対側のヴィクトリーライナーの方も

見てみようと歩き始めると、一人の若い男が目の色を変えて、

「パサイ、パサイ」 と私がパサイ行きのバスを探しているのを

見透かしたように大きな声で呼び込みをしました。


・・・エッ、パサイ行き? と思い、クバオ行きのソリッドノースのバスが

立ち並んでいる最後の場所にバスが停車し、それもエアコンバスで

座席が一人ずつ座れる座席になっていました。


これは、待つよりもこの機会を使わない手はないと思い、早速

バスに乗り込むと、呼び込みの男が言う通り、前の方に一席空席が

あったので、急いでそこに座りました。


座ってから気がつくと、何か雰囲気が何時ものバスと違う事に

気がつきました。


ソリッドノースに乗ったつもりだったのですが、

車掌がユニフォームを着てなく、後から座った運転手も

ユニフォームを着ていません。


バスの横に書いてあるバス会社の名前も、既に座ってしまったので

確認のしようがありません。


確認するために一旦外に出れば、待ち構えている空席待ちの人に

席を取られてしまうのは目に見えています。



車内は何となく暗めで、前に座っている人は南極に行くようなぶ厚い

ジャケットを着ています。


このバスは大丈夫だろうかとの考えが一瞬頭を過ぎりました。

途中でエンジンが故障して立ち往生する事があったら、また

マニラ出発便に乗れなくなってしまうのではとの心配がありました。


これは、急いで席を確保し過ぎたかなとは思ったものの、前日の

バスの空席を待つ辛さを思うと、その場所を離れる気にはなりません

でした。


座席は其々別れていて、通路を挟んだ右側の座席には二人の若い

女性が並んで座っていました。


女性が乗っているのだから大丈夫だろうと、やっとそのままそのバスで

マニラに行く決心がつきました。


暫らくするとそのバスはターミナルを離れて、走り始めました。


時間的にはかなり余裕のある出発となりました。


NLEXハイウェイに入り、順調に走っていると、運転手の前の

フロントガラスが雨に濡れ始め、次第に雨の勢いが強くなって

きました。


その走っている地域だけの雨かもしれませんが、バス停で

待っていてターミナルでも同じように雨が降っていたら、さぞかし

寂しい思いをしなくてはならなかったかもしれないと思いました。


その激しい雨の中、そのバスのエンジン音を聞いていると

エンジンは何の違和感もなく、船舶で使うエンジンのような

低いディーゼルのような音がして、これは大丈夫だろうという

快調な音が聞こえてきました。


ただ、道路に起伏があると前輪の部分が普通のバスよりも

高く跳ね上がるような気がしました。


バスの前部から金属同士がすれる軽い音が聞こえたので、

車体は大丈夫でも、タイヤは大丈夫だろうかと余計な心配が

頭をもたげました。


その激しい雨の中、バスは途中のインターチェンジで数人の

乗客を降ろし、またハイウェイに戻り、少し小降りになった道路を

走りました。


確かに切り文字ではあってもパサイとフロントガラスに貼り付けてあり、

うとうととしていると、いつの間にかパサイのファイブスター方面に

行く立体交差の上を走っていました。


他の乗客が車掌に「ヴィクトリーライナー」と言っているのが

聞こえました。


このフライオーバーに入るとヴィクトリーライナーのバス停前には

停まれないので心配になったのでしょう。


私の方は空港により近い方面に走っていたので心配は

ありませんでした。


すると、そのバスは途中でUターンして、ファイブスターのバス停

方面に進路を変え、パルテスバスターミナル前で停車しました。


バスを降りて、車体に書いてある文字を確認すると、あまり

見たことがない名前なので覚えられませんでしたが、アルファベットの

Dで始まる文字が書いてありました。


パルテスではありませんでした。


バスを降りるとタクシーが待っていて、そのタクシーに

乗る事になりましたが、NAIA3は目と鼻の先ですが、

言い値が300ペソ、それを振り切って150ペソに下げて

マニラ空港には午前1時過ぎ頃には到着できました。



成田への飛行は順調で、予定より約10分程遅れただけで

着陸しました。








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