2018年10月18日木曜日

レストランから何でもテイクアウトできると思っているフィリピーナ しゃぶしゃぶをテイクアウトしたいにはびっくり


レストランに行った時にフィリピーナが食事をテイクアウトするのは

珍しくなく普通ですが、日本レストランからしゃぶしゃぶを

テイクアウトしたい発言にはびっくりしました。


外国人とレストランに行くとあまり親しくない場合でも注文を

沢山して、食べ切れない料理をテイクアウトし、家で待っている

家族や友達に持って帰るというのは普通のマナーです。


レストランでは自分で注文したものでもあまり食べない事があります。

テイクアウトして家の人に食べさせようとするのは何ともけなげな

気もしますが、フィリピン生活に慣れていなかった時には、自分で

食べられる量が計算できないのかな~程度に考えていました。


ところが、自分はあまり食べなくても家やアパートに少しでも

持ち帰ろうとしているという事が分かり、納得した事を覚えて

います。


親しい間柄では最初からテイクアウト用のものを注文したりします。


ブラロ(骨付き牛肉のスープ料理)等も大きなポットに大量の

スープと骨付きの大きな肉の塊が出てくるのですが、日本人の

感覚で言えばこんなスープの量が多く、大きな骨肉等が入った

料理を持ち帰ろう等とは到底思わないのですが、フィリピーナは

そんなことはお構いなし、レストランがテイクアウトさせるのに

大変な思いをするだろうとは少しも考えずに平気でテイクアウトを

注文し、レストランも当然のようにその要望に応えています。


先日、日本料理店に行く機会があり、しゃぶしゃぶが食べたいと

いうので、しゃぶしゃぶはテイクアウトできないから、テイクアウト用

にから揚げを注文しておきました。




食べたいというのに、美味しいと言いながらもあまり量は食べず、

そろそろ腹8分目という時になって、小さな声でテイクアウトできる?

とフィリピーナが言いました。


エッ!


しゃぶしゃぶをテイクアウト!


フィリピーナのテイクアウトには慣れてはいるものの、しゃぶしゃぶ

は日本の代表的な料理で、箸で薄切りの肉をだし汁の中で数秒洗うように

油を落としてまだ暖かい内に口の中に入れるから美味しいので、

それをテイクアウトして時間が経って冷たくなった薄切りの肉は

もはやしゃぶしゃぶではないと瞬間的に思いました。


大抵のフィリピーナの要望は聞いてあげるつもりではあったのですが、

このしゃぶしゃぶをテイクアウトして冷たくなった食べ物をしゃぶしゃぶと

呼ばれる事には大変な抵抗があり、結局日本人としての料理に対する

プライドが許せず、店に訊く事もなく私の段階で却下させて

貰いました。冷たくなった薄切り肉をしゃぶしゃぶと称して

食べてもらいたくないという思いです。


カリフォルニア巻きのように日本発祥の寿司でも他国の文化、食材と

融合してメニューとしての地位を確率したものもありますが、

しゃぶしゃぶに関してはおそらくこのような融合はあり得ないのでは

ないかと思えます。


フィリピーナからしゃぶしゃぶのテイクアウトを注文されたら

店はどのように答えるのか気にはなりますが、このメニューに

限っては店にしてもおそらく対応できないのではないかと心の

中で思いました。


すき焼きであれば可能だとは思えます。



深夜のマッカーサーハイウェイ、カジノ近くのラーメン屋台、

ラーメンバーと表示され、現地の人が結構集まっていました。



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