2018年10月4日木曜日

ノーベル賞受賞の本庶教授の幸せに対する考え方とフィリピン生活


今週ノーベル賞を受賞された本庶教授のテレビインタヴューを

見て教授の幸せ感に対する考え方に共感を持たされました。


教授は幸運な人生であったと表現されていましたが、幸せで

あったと理解しました。


日々の研究生活ではご苦労が多かったとは思いますが、苦労する

事と幸せであるという事は相反するものではないのではないか

と思います。


ご研究の成果も全く新しい角度から病気の治療という事を

捉えられたというのも「教授の授業の中での全てを信じてはいけない」

という一般の人から見れば常識からかけ離れているところから

出発しているものと思います。


ステレオタイプの発想では成し得なかったところだろうと思います。


フィリピンに長く住んでいると、多くのフィリピンの人の幸せ感という

ものは「プール付きの大きな家に家族で住み、高級車を持つ事」というのが

一般的な夢と感じます。


私は少しへそ曲がりなので、本当にそうなのだろうかといつも考えて

います。


勿論、お金が無ければ多くの夢が実現できないという事はあります。


ただ、その一般的な夢を実現した後の生活を考えると、私は

怖ろしさを感じる時があります。


大きな家で、掃除は家政婦、家のメンテナンスは使用人がしてくれ、

料理は食事の担当、運転は専属の運転手がしてくれる、何もしなくて

過ごせる日々は退屈で、何のために生きているのだろうかという疑問に

いつも対峙していなくてはならないのではないかと思います。


こういう生活をする事で周りの人から羨ましがられて、少しの

優越感を持つことはできるかもしれません。しかし、この優越感を

持つ事は幸せを感じる事とは違った事なのではないかと思えます。


このような生活を続けると周りの人に対して優越的、支配的になり

自らがパワハラをしている場合でも自分でその意識すら持てなく

なってくるのではないかと思っています。


つまり周りの人との対等な関係が持ちにくくなり、独善的な

性格になってくる事は怖ろしい事だと考えています。


私はフィリピンで比較的安価なアパートに住み、車を持たず、

買い物に行く時には歩いて行きますが、そうする事で体の

健康が保たれている事は否めません。


最近見た番組では1日7,000歩以上歩けば痴呆の予防になり、

8,000歩以上歩けば高血圧の予防になると言っていました。


日々の生活の中でそれに近い事を実現出来ていると思って

います。



今朝午前2時の台風25号の雲の様子です。

この雲を飛び越えてマニラに戻ります。



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