2016年3月13日日曜日

告別式の花入れ 誕生日の葬儀


母の告別式は昼前に始まりました。


ストーブの前で発見された時、首から胸にかけて

火傷が酷く、帰国当日の夕方、検案の為警察の

霊安室に収められた遺体を見た時には火傷をした

辺りは赤く変色し、親戚も葬儀前に会いたいという

希望があったのですが、そのままではあまりに醜い

ので、告別式当日まで葬儀社の霊安室に収められて

いました。




親戚や親しい友人は棺の開かれた顔の小窓から

まじまじと最後のお別れを惜しんでいましたが、私は

あまり長くは見ていられませんでした。


この日は 奇しくも 母が生きていれば丁度93才の

誕生日にあたり、葬儀社からバースデーケーキが

準備されて棺の横に置かれました。




誕生日という事は分かっていても、他の事に取り紛れて

ケーキの準備までは頭が回らなかったので、葬儀社の

心配りには感謝です。



この日の4日前に、臨月の姉の長男のお嫁さんが、出産

予定日はまだ月の後半なのに、破水し病院に運びこまれた

と聞きました。


姉もこんな時に何故という気持ちだったようですが、忙しく

病院に駆けつけました。


赤ちゃんはそのまま無事出生し、告別式3日前の誕生日と

なりました。女の娘でした。


今回の母の急逝では、私がまだフィリピンに居て早朝

母の危篤を知り、インターネットで帰国便を手配している時に

短かい時間でしたが停電があり、何か虫の知らせがあった

ような気がしました。


後で死亡時刻を検証してみると、この停電の時刻と符号して

いたのには、背中が寒くなる思いでした。


告別式の前にも、家が好きだった母は遺体が見苦しかった

為、葬儀社の薦めもあり、葬儀社の霊安室に納められて

いたのですが、葬儀の前の準備やら家族で食事に行く時など

どういう訳か、一日に何度もその葬儀社の前を通る事が

多かったのは霊安室から母が呼んでいるのではないかと

家族で話をしました。




住職の読経の後、祭壇の花を摘み取り棺に花入れを

家族、会葬者で行いました。




花は棺から溢れ出るほどでした。

最後のお別れです。




棺の蓋が被せられ、出棺の準備が整いました。







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