2016年3月7日月曜日

母の急逝


今回の一時帰国は母がヒーターで火傷を負い、

入院したという事で急遽帰国したのですが、メールの

文面から観てかなり重篤だという事が分かりました。


翌日早朝マニラを出発する便の手配を終えた頃、

日本に居る長男から追いかけるようにメールが入り、

病院で母が急逝したという連絡を受けました。


ただ、かなりの火傷だったという事は連絡で分かって

いたのですが、使用しているヒーターは温風ヒーターで

肌が火傷を負う程、ヒーターに近づくものだろうかという

疑問は残りました。


病院へは自宅から運ばれたので、警察の検視が

入っていました。


母は複数の病気を持っていて、脳梗塞は9年前、

心臓肥大に加え、不整脈で7年前には心臓に

ペースメーカーを埋めてありました。


糖尿病もあり、薬は離せませんでした。


脳梗塞を経験したためか、片足が不自由になり、

足を引きずって歩き、躓いて時々転ぶ事もありました。


居間では歩くというより、這って移動するような事も

しばしば観られました。


老人性の痴呆の症状も時々観られ、昔の事は

鮮明に覚えているのですが、通常5~10分で説明が

つくところ、新しい事を理解させるのには1~2時間

かかる事も日常茶飯事でした。


耳も遠くなり、居間に入るとテレビの音が映画館に

入ったように大きなボリュームになっている事も

ありました。


体が次第に衰えてきている割には気力はまだまだ強く、

入院2日前には好きな庭いじりをしていた姿が見られた

そうですが、寒いので体に障るからやめた方がいいという

言葉にもあまり聞く耳は持たない頑固者でした。


午後7時半頃夕食を済ませ、同居の孫達がお膳を下げに

行くと温風ヒーターの直ぐ前に倒れていたところを

発見され救急車で病院に運ばれたそうです。


ヒーターの直ぐ近くだったので肌はかなり焼けてしまい、

当初は火傷による死亡とも観られたのですが、

胸に発疹が見られていて、心臓が停止したための死亡の

疑いがあるという事でした。


心不全で倒れたところがヒーターの前だったという

ことのようです。


ただ、ペースメーカーは引続き動いていたという事なので

心臓が完全に反応しなくなったと考えた方が自然です。


本人は夕食に好物のうなぎを食べたという事なので

本望だったと思います。


死亡時は92才ですが、100才まで生きると本人も

周りの人も考えていました。






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